質疑を省略して採決の大義名分とは

■質疑を省略して採決 2018年12月5日に、水道事業の経営安定化に向け、民間の参入を促す水道法の改正案が衆議院厚生労働委員会で可決されました。水道法改正案は5日の午前中に参議院本会議で可決し、衆議院に送付されただちに厚生労働委員会に付託され、法案の趣旨説明と質疑を省略して討論採決を行いました。 ...

2018年12月10日

廃案と継続審議の違い(決定版)

まとめ 継続審議はセーブ 廃案はセーブデータの消滅 会期がまたがると、前の会期で可決した院のセーブデータは消滅する 法案の成立には、原則、同一会期中 に両院で可決することが必要 以前『廃案と継続審議の違い』という記事を書きました。この記事は、先議の院で可決された法案が後議の院で継続審議になった場合だけをみて、「廃案と継続審議に違いはない」としています。ちょっと考え過ぎというか、視野が狭いものになっているので、改めて廃案と継続審議について整理したいと思います。 ...

2013年6月15日

廃案と継続審議の違い

2013年6月15日追記:この記事では、議決効力の不継続の点しか考慮していません。継続審議と廃案はやはり別物です。継続審議の意義に関する現在の見解は『廃案と継続審議の違い(決定版)』を御覧ください。 ...

2012年9月10日

法案審議のプロセス

政府提出法案の審議プロセスを発見しました。簡単に書いてみます。 先に審議する議院の議案課が議案を受け取る 議案課で所定の手続を行う 議院運営委員会で、審査する委員会を決める 議院運営委員会により、本会議で議案提出者に趣旨説明を求めることを決めたとき、本会議で趣旨説明と質疑応答を行う 委員会審査開始。提出者が趣旨説明をする 議案に関する質疑を行う 場合によっては、公聴会を開催する 採決する。委員会審査終了 議院運営委員会で議案の本会議上程日を決める 本会議で採決する 本会議で可決したときは、後に審議する議院で1〜10を繰り返す 両院で可決したら、後に審議する議院の議長と事務総長名で、法律の公布を天皇に奏上する このプロセスは、村川一郎『政策形成過程』(信山社)、伊藤光利・田中愛治・真渕勝『政治過程論』(有斐閣アルマ)、大山礼子『国会学入門 第2版』(三省堂)から、私がまとめて書きました。 ...

2012年9月5日

時間切れになった議案について

2012年9月4日現在、今年の通常国会もあと4日で会期―国会の活動期間―が終わり、閉会となります。話題になった赤字国債発行に必要な特例公債法案や、衆議院の選挙制度改革法案をはじめ、採決されていない議案がいくつもあります。審議途中で国会が閉会した場合、議案はどうなるのでしょうか。 ...

2012年9月4日